SONY ICF-C1000

ICF-C1000外観写真
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Serial No.44536

概要

ソニーICF-C1000は、デジタル時計を内蔵した2バンドラジオです。時計は世界で使うのに便利なよう設計されており、トラベルウォッチとして旅行に持ち運んで使うのに向いています。

仕様

発売:
1990年 (平成2年)
電源:
ラジオ用 単3x2 (3V)、時計用 CR2025 x 1 (3V)
トランジスタ等:
1IC, 5 TR
音声出力:
80mW (10%歪み) *3
バーアンテナ:
50mm
スピーカー:
45mm *3
操作部:
電源ONボタン、OFFボタン、ボリューム、チューニング、DST/SummerTボタン、アラームモード切替SW、タイムセット切替SW、ADJボタン(+/-)
表示等:
-
受信周波数:
日本、北米、英仏向けモデルなど
AM:
530 - 1710 kHz
FM:
76 - 108 MHz
イタリア向けモデルなど
AM:
531 - 1602 kHz
FM:
87.6 - 107.5 kHz
ターミナル:
イヤホン
シリーズ:
-
サイズ:
W110 x H34 x D68mm
重量:
g
色:
製造:
日本製 *1
価格:
10,800円 (税別)
*1 本体記載  *2 商品のしおり  *3 サービスマニュアル(英語版)

メンテナンス

コイン電池が取り出せませんでした。マイコンはこのコイン電池で動作しており、この電池が切れると、単3乾電池が入っていても、電子スイッチが動作しません。

本体を分解して電池を取り出しましたが、誤って適合電池より厚くて、よりポピュラーな、CR2032が入っていました。電池を取り替えたら、問題なく動作しました。あと、電池蓋の受け側が欠けてしまっていたため、蓋がぴったりと閉まりませんでした。


整備写真
下側キャビネットは下側に爪があります。ビスを外した後、下側を広げる方向に爪を外します。キャビネットを外すと基板のパターン面です。ICをはじめ、可能な部品は表面実装化されています。
整備写真
抜けなかった電池を外して、新品のCR2025をいれたところ、問題なく動作しました。
整備写真
下側キャビネットです。ワイヤーアンテナが格納されています。
整備写真
基板がついているシャーシは、爪2か所で固定されているだけです。ここを外して、前面のボタン周りの清掃をしました。
整備写真
電池蓋まわりの欠けた部分ですが、エポキシパテで補修しました。セロテープでマスキングして、パテで盛りました。
整備写真
それらしい形になりましたが、パテが古かったのか、もともとそういうものなのか、やや柔らかく、この部分はスプリングの力がもろにかかるためか、何度か開閉しているうちに、補修部分が根本から折れてしまいました。
整備写真
より堅そうなエポキシ系接着剤を盛って再度補修しました。接着剤は透明ですので、鉛筆の芯の紙やすりで削った粉を混ぜ込んで黒色にしています。

カタログ情報等

商品のしおり

商品のしおり66 (1990), p98

2024/08/27

No.223

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