SONY ICF-S20


ICF-S20外観写真
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ICF-S20外観写真
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概要



仕様


発売:
1982年
電源:
単3 x 2
トランジスタ等:
1 IC
音声出力:
100 mW
バーアンテナ:
約50 mm
操作部:
電源スイッチ、バンド切替、ボリューム、チューニング
表示等:
チューニングLED
受信周波数:
AM:
530 - 1605 kHz
FM:
76-108 MHz (TV1-3)
ターミナル:
イヤホン
サイズ:
W70mm x H128mm x D28mm
重量:
194g (電池別)
色:
黒、白、赤
シリーズ:
ザ・感度。Newスーパースター
製造:
韓国製
価格:
5,000円

メンテナンス


動作は特に問題はありませんでした。塗装の剥げや、油性マジックの書き込みがありました。
整備写真
本体色が白のため、スピーカーグリルの塗装の剥げが目立ちます。
整備写真
油性マジックです。書かれてから大分経っているので、樹脂にしみ込んでしまってそうです。
整備写真
消しゴム、ベンジン、ピカールと試しましたが、なかなか落ちませんでした。
整備写真
最終的にはメラミンスポンジで。まあまあきれいになりました。
整備写真
裏蓋を開けると実装面が見えます。この時代のラジオによく使われている、基板をくりぬいて設置されている、ワンチップICが使用されています。
整備写真
スピーカは韓国製ですが、バリコンやOSC,IFTはミツミ、コンデンサーはルビコンで、主要部品は日本から持って行ったようです。
整備写真
基板のパターン面には、スピーカーとの干渉を避けるため、露出部分全面にスポンジが貼られています。よく使われているウレタン製ではないのか、ぼろぼろにならずに、しっかりしています。
整備写真
水とアルコールで汚れを拭きとり、掃除完了です。
整備写真
上部にしっかりと爪が入ってますので、サイドの爪を外しながら、裏蓋をしたに引き下げる感じで外す必要があります。
整備写真
塗装の剥げた部分は、サンドペーパーで下処理後、ラッカーで塗装しましたが、やや色目が合いませんでした。剥がれて黒になっているよりは大分良いとは思いますが。

メンテナンス-2


こちらは黒の個体です。スケール部分の内側が汚れて曇っていますが、動作は特に問題はありませんでした。
整備写真
内部のゴミというか、異物がなかなかすごいです。綿状のものが、特にワックスを使っている部分にびっちり付着して綿菓子のようになっています。埃ではなく何かの繊維のようで、これを扱う(ラジオに入り込むほど環境の良くない)ところで長く使われたみたいです。
整備写真
前側パネル内にも細かい物が全面に付着しています。ダイヤルスケールが曇ってみえたのはこの付着のせいでした。
整備写真
幸い、水拭きで簡単に取れます。
整備写真
スピーカーは樹脂の爪で固定するタイプで簡単に外せます。前パネルは丸洗いしました。
整備写真
基板もじゃぶじゃぶ水で丸洗いしたぐらいですが、水、アルコールを浸した綿棒、布で拭きとりました。結構きれいになりました。
整備写真
ダメになっていることが多い電池蓋のクッションですが、スポンジはしっかりしています。が、なんかずれてます。最初からなのか、後からなのか分かりませんが、実用上問題ないのでこのままにしました。
整備写真
スピーカーの右下部分の塗装が剥げてます。エナメルでレタッチしました。

カタログ情報等


商品のしおり 50

TV1~3Ch.の音声も楽しめるFMワイドバンド。ワンチップIC採用の高感度設計。使いやすい手のひらサイズのたて型ハンディポータブル。
FM/AMハンディポータブルラジオ
ICF-S20(B)(R)(W) ¥5,000
ザ・感度。Newスーパースター

2021/12/24

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