SONY SRF-S84

SRF-S84外観写真
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Serial No.

概要

ソニーSRF-S84は、イヤホン専用のFM/AM2バンドラジオです。FMはステレオで受信できます。前モデルのSRF-S83とほぼ同一仕様で、デザインが変更されている感じです。

仕様

発売:
2002年 (平成14年)
電源:
単4x1 (1.5V)
トランジスタ等:
3IC, 1TR *3
音声出力:
3.6 + 3.6mW (歪率10%) *3
バーアンテナ:
30mm
スピーカー:
なし
操作部:
電源OFF/ON/MEGA BASS、ボリューム、チューニング、バンド切替SW(AM / FM MONO / FM STEREO)
表示等:
-
受信周波数:
AM:
530 - 1605 kHz
FM:
76 - 108 MHz (TV 1-3 ch), ステレオ
ターミナル:
ステレオイヤホン (3.5mm)
シリーズ:
-
サイズ:
W40 x H79 x D15mm
重量:
36g
色:
シルバー、ブルー
製造:
中国製 *
価格:
4,500円(希望小売価格、税別) *2
*本体記載 *商品のしおり100 *3 取扱説明書(多言語版)

メンテナンス

電源スイッチが固くで動かず、動作確認もできませんでした。裏蓋を留めるビスまで、緑の固着物が付いていました。液漏れによる電源スイッチのダメージがひどく、修理困難で、代替品の入手も難しいためとりあえず常時ONとして、電源は切れませんが動作はするようにしました。


整備写真
裏蓋は爪も浅めで、比較的簡単に外れました。負極側からの液漏れがひどく、ジャック、固定用ビス、基板回りと広い範囲がやられていました。
整備写真
2つのビスの、表面処理がなぜか異なったものがついていました。
整備写真
内部には、チューニング洗浄スプレーを吹き入れた後があり、べとべとでした。チューニングはギアドライブで、インターナルギアも使われてます。このシリーズ以外では見かけたことはないように思います。
整備写真
こちらの面はだいぶ付着物がある感じです。
整備写真
水、エタノールとブラシで、付着物は結構落ちました。パターンもいたみは多少ありますが、導通は問題ありませんでした。
整備写真
電源・バスブーストスイッチは接点端子が多く外すのが大変そうでしたが、取り付けたまま分解できそうでしたので分解しました。内部の接点金具が腐食で無くなり、青い塊になっていました。
整備写真
清掃はできましたので、スイッチは動くようにはなりましたが、接点金具の補修は諦めました。
整備写真
内歯車は外歯付きで、外歯がバリコンのギアとかみ合っています。バリコンに付くギアは、位置的には内歯車の下に入るため、バリコンにギアを付けて組み立てるのではなく、先にギアをはめ込んで噛み合わせてから、基板ごとバリコンの軸と合わせる感じになります。
整備写真
電源スイッチは常時ONとなるようジャンピングしましたので、とりあえずは動作確認できます。ただ、電池を取らないと電源OFFできないため、実用上は問題あります。使えそうなスイッチが見つかったら、交換します。
整備写真
チューニング回りのギアです。組立はこの状態にしてから基板ごとバリコンをはめます。

カタログ情報等

製品のしおり

製品のしおり100 (2002), p81


2024/04/12

No.209

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