Sony TFM-3710

概要

AM/FM2バンドのポケットラジオです。正面からみると正方形に近いです。当時のFM/AM2バンドのラジオとしては、一番のエントリーモデルだったように思います。
アンテナの収納がすこし変わっており、裏面に斜めに固定されます。BCLがはやり始めた頃のラジオで、カタログでも見た記憶がありますが、この部分が印象に残っています。
ぱっと見は樹脂製に見えますが、前面グリルは塗装したアルミのようです。また、どうしてか、この機種は内部にガムテープが多用されています。
使用トランジスタは、2SC710 x 2, 2SC403C x4, 2SC634A x1, 2SB187 x 2の9石です。

発売：

1973年(昭和48年)

電源：

006P

トランジスタ：

9石

操作部：

電源SW付ボリューム、チューニング、バンド切SW

受信周波数：

ターミナル：

イヤホン x1

サイズ：

H95mm x W95mm x D45mm

重量：

295g

製造：

日本製

稼動品ということで購入しました。一部はげ等ありとの話でしたが、ケースに入っていたためか、外側は大変きれいで内部もきれいでした。動作も問題なく、状況確認だけで特にメンテナンスは実施していません。

内部の様子です。一般的なつくりです。低周波増幅も、通常のトランス使用のプッシュプルのようです。OSC, IFコイルがびっちりです。

裏側の写真です。アンテナが対角線に収納されるようになっています。

2009/03/26