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琥珀
Amber

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概要

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• 琥珀は、天然樹脂（ヤニ）の化石で鉱物ではありませんが、宝石として扱われていることもあり、なんとなく鉱物扱いされてるような気がします。元が樹液ですので、成分的にはほぼ炭化水素です。有機物が鉱物とされない訳ではないですが、一般に結晶構造にならないので、鉱物とはならないようです。化石とはいっても、それほど堅いものでもありませんので、取扱には注意が必要です。
• 化石化が十分に進んでいないものは、コパール(Copal)と言われています。程度により差はありますが、強度は十分ではなく、脆く崩れる感じです。
• 琥珀の字はどちらもコハクを意味しているようです。琥は虎にまつわる宝石を表し、虎が彫られた玉などを意味しますが、コハクが虎の色である黄色であったことから、コハクそのものも意味しているようです。
• 元が樹液であったことから、樹液に集まる虫が包含されているものがよく見られています。宝石としての価値はさがるのかもしれませんが、映画、ジュラシックパークの影響もあり、コレクターズアイテムとしては高い人気があります。
• 新石器時代から宝飾品として使われています。世界中いろいろなところで産出しますが、バルト海沿岸が最大の産地になっています。日本は大規模な産地はありませんが、岩手県久慈市で産出し、博物館があるな、この土地の名物になっています。発掘体験もできるようです。

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写真

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写真１ 長さ：約2cm　産地：不明

虫入りのコハクです。表面は研磨されています。

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データ

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分類：

化石

化学式：

CnHm, テルペンの重合物

結晶系：

-

外観：

淡黄色～オレンジ色の透明、または半透明。

用途：

宝石、アクセサリー、コレクターズアイテム。

比重：

1.05-1.1

モース硬度：

2.0-2.5

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2021/11/22