SONY ICF-380

ICF-380外観写真

Serial No.218346

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概要

ソニーICF-380はハンディポータブルのAM/FM2バンドラジオです。1992年の発売で、横型2バンドのエントリーモデルです。

仕様

発売:
1992年 (平成4年)
電源:
単3x2 (3V)
トランジスタ等:
1 IC
音声出力:
150mW (EIAJ)*2
バーアンテナ:
100mm
スピーカー:
57mm*2, 4Ω, 0.2W
操作部:
電源SW付ボリューム、チューニング、バンド切替SW
表示等:
同調LED
受信周波数:
AM:
535 - 1605 kHz
FM:
76 - 108 MHz (TV 1-3 CH)
ターミナル:
イヤホン
シリーズ:
-
サイズ:
W154 x H79 x D36 mm
重量:
242g
色:
黒、赤、白
製造:
日本製 *1
価格:
4,000円 (税別)*2
*1 本体記載  *2 商品のしおり

メンテナンス

ガリ等もなく、動作良好でした。電池ふたのスポンジがぼろぼろで、内部にくずは入ってしまっているようでした。

コンデション(メンテ後)

★★★★★:動作問題なし、本体も備品。

メンテ作業

整備写真
例によって、ウレタンスポンジがぼろぼろになっています。残った接着剤はエタノールで取れました。このラジオは塗装されていませんので、エタノール問題なしでした。
整備写真
ビス3本外すと裏蓋が取れます。つめは、下側は真ん中に1か所、上側は両帯の2か所にあります。
整備写真
基盤のパターン面です。バリコン、VR、イヤホンジャック等、スピーカー以外の部品は基板付けされています。
整備写真
バリコンのギアの左にビスがありますが、これは樹脂のシャーシから基板を取り外すときのもので、取らなくても基板は外れます。電池ボックスのプラス極付近にゴムを挟んで固定されている感じです。対角の後ろからみて左上のあたりも、接着剤で留められているのか、少し力をかけないと外れません。
整備写真
外したシャーシ、前面側です。
整備写真
先ほどのパターン側のビス1本外すと、基板と樹脂シャーシ・チューニング目盛りが外れます。
整備写真
シャーシを外した、基板の実装側です。シンプルな回路です。
整備写真
つまみとダイヤル指針がはめ込まれるようになっています。
整備写真
スピーカーは金具で留まっていますが、2つあるビス穴の1つしかビスが使われていませんでした。前に中を開けた方が忘れたか、最初から忘れたのか詳細は不明です。外観の割にスピーカは汚れています。
整備写真
歯ブラシ・刷毛でほこりをとりました。
整備写真
目盛り合わせは、バリコンのギアを外して調整するとスムーズにいきます。
整備写真
電池の金具は、基板にはんだ付けされておらず、パターン部に金具の弾性で押し付けられています。念のため、導電ペーストを塗っておきました。
整備写真
清掃後です。

カタログ情報等

製品のしおり

製品のしおり72 (1992), p87

ラジオの性能として特にセールスポイントがないこともあってか売りは、「洗練されたキュートなデザイン」となっています。


2024/10/07

No.228

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