SONY ICR-504

Serial No. -

概要

ソニーICR-504はAM専用の薄型カードラジオです。1987年にSONY初のカードサイズのAMラジオICR-501が発売されていますが、このラジオの発売は1992年で、それから数えて4代目にあたります。

• ボタン電池駆動でイヤフォン専用です。前機種のICR-503は贈答用として「記念品ラジオ」のキャッチフレーズで宣伝されていますが、モデルチェンジ後のこの機種では、高音質なイヤホン「ヌード」を採用したというところがセールスポイントになっています。しかしながら、記念品として文字入れのサービスは引き続きやっていたようです。
• 写真のラジオは、「Sony Componets World」と文字入れされており、ソニーの何かのイベントで配ったもののようです。故障時は文字入れしたパネルを一般市販品に交換する場合がある旨掛かれた紙が同包されていました。
• ICR-503は連続使用時間400時間をうたっていましたが、イヤフォンからの出力が0.2mWと低く抑えることで実現しているようです。さすがに音量が小さいとの評があったのか、ICR-504は1 mWになっています。その分電池寿命は200時間と半分になってしまっています。前々モデルのICR-502は、ICR-504と同じスペックなので、元に戻した形と思われます。
• 本体にはMade in xxxが記載されていませんが、手元のものはほぼ新品で、箱も揃っており、箱にはMade in Japanと記載がありますので、日本製のようです。
• 外観は2種類あります。どちらも柄ものですが、カタログ上はグリーンとブラックとなっています。写真のものは、グリーンです。
• 手元の写真のものは、電池までそのままの未使用品と思われ、わざわざシートを剥がして分解するものということで、内部確認できていません。ICF-502とスペック的には同じですので、ICは、CXA1032という型番のものが使用されていると思われます。ICF-502のページも参照ください。

仕様

発売:

1992年 (平成4年)

電源:

CR2032H (3V)

トランジスタ等:

1 IC ?

音声出力:

1 mW*

バーアンテナ:

45 mm ?

スピーカー:

- (外付イヤホン専用)

操作部:

電源SW、ボリューム、チューニング

表示等:

-

受信周波数:

AM:

530 - 1605 kHz

ターミナル:

イヤフォン(2.5mmφ)

シリーズ:

SHEET

サイズ:

W86mm x H55mm x D5mm

重量:

31 g

電池持続時間:

200時間

色:

グリーン、ブラック

製造:

日本製

価格:

3,500円 (税別)

メンテナンス

動作品で、ほぼ新品新品と思われ、カードタイプは外装が両面テープで貼り付けられており、きれいに戻せなくなる恐れあるので、内部は開けませんでした。

カタログ情報等

商品のしおり

商品のしおり71 (1992), p77

model 薄さ4.9mmのAM専用カードサイズラジオ。高音質イヤーレシーバー「ヌード」を採用し、デザインも一新して新登場
AMカードサイズラジオ
ICR-504(B)(G) 標準価格　3,500円（税別）

• 薄さ4.9mmのクレジットカードサイズ
• 採用(φ2.5mm超ミニプラグ)
• リチウム電池1個で約200時間の持続
• 電池持続時間:約200時間

当時のリチウム電池は高価であったこともあり、省電力を売りにしています。電池の交換頻度は、使用頻度が異なりますので、一人よりそれぞれだと思うのですが、通勤往復で一日2時間程度の使用という前提のようです。

パッケージ

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2022/12/25
No.0153