SONY ICR-K10 (ICR-S10(K))

概要

• AM専用のポケットラジオですが、普通のラジオではなくてキットとして売り出されました。型番の"K"はキットの"K"のようです。このラジオは、1983年の発売時はICR-S10(K)の型番で販売されてたようで、本体は白＋青で、前面パネルにはICR-S10と表記されていました。
• しばらくして、ICR-K10へと型番が変更になりました。、体のカラーは白＋緑へと変更され、パネルの表示もICR-K10へと変更されています。鉄腕アトムをキャラクターとして採用し、箱や取説も一新されました。
• 写真のラジオはICR-K10です。当時のラジオではあまり使われていない蛍光色の緑です。本体（前面）も普通のプラスチックではなく、きらきらしたパールホワイトです。写真のものは経年劣化か、アイボリーになってしまっています。
• 家電メーカーがキット販売というも変わっているように思いましたが、トランジスタラジオが発売されたばかりの1950年代はは、ソニーもキット品を販売していましたし、一般向けにトランジスタ単体も販売していました。小学生高学年以上を対象としており、説明書にはフリガナが振ってあります。
• 本体にMADE IN JAPANとありますが、キットですので微妙かも。
• S10はバーアンテナの先端が振れないようフェルトで固定されていますが、このラジオにはそれがありませんでした。S10で改良されたのか、キット組立者がつけなかったのかは不明です。
• 比較的長期(8年ぐらい)に渡って発売されていました。キットラジオとしての後継機種は、1991年に発売されたICR-K40になります。
• ワンチップのICラジオです。CX-845というチップが使用されています。18本足のICで、高周波増幅、発振・混合・中間周波増幅・低周波増幅をすべて行っているようです。コイル類、電解コンデンサー、フィルター類は外付けになっています。

仕様

発売：

1983年(昭和58年) ?

電源：

単3 x 2

トランジスタ等：

1 IC**

バーアンテナ：

100mm

操作部：

電源SW付きボリューム、チューニング　

表示：

チューニングLED

受信周波数：

AM:

530 - 1605 kHz

ターミナル：

Earphone

シリーズ:

SONY KIT

サイズ：

H75mm x W120mm x D28mm

重量：

190g

色：

白+緑

製造：

日本製(キット)*

価格：

3,500円**

*本体記載, **商品のしおり49

メンテナンス

外観もかなり汚く、音が出ない状態でした。

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その他情報

販売されていた状態、組立前のものです。これはICR-K10として販売されていたもので、ICR-S10(K)として販売されていたものは、パッケージの外観や取説が異なるようです。