SONY ICR-S22

概要

ソニーICR-S22は、サブポケット、名刺サイズのAM専用ラジオです。1チップICを使用し、単4電池スピーカー付きとしては、最も小さい部類です。

• 大変コンパクトなラジオです。同サイズのラジオ、ICR-S9の後継と思われます。デザインは、角ばった直線的なものから、ラウンドを強調したものに、派手な色使いから黒一色のシンプルなものに変更されました。カタログ上の厚みが1mm程厚くなりましたが、業界内の測定方法の統一化(EIAJ)によるようです。ICR-S9はスピーカーの出っ張りを含めていませんでした。
• また、機能面ではスイッチが電子式になり、90分のオートパワーオフ機能が付きました。電源のきり忘れや、乾電池過放電による電液漏れのリスクが減りました。イヤホンジャックは、通常の3.5mmのミニジャックから、2.5mmの超ミニジャックに変更されています。 価格も少し安くなりました。
• 同じサイズ・似たデザインで、対応バンドが異なるラジオが同時期に発売されています。FM/AM2バンドのモデルはICF-S33、更にVHFをカバーするICF-S54V、NSB(ラジオ日経)専用機のICR-N1が販売されていました。
• 写真のセットはデッドストックのようで、使用感があまりなく、保証書から包装袋まで一式揃っていました。何かのノベルティだったようで、T-UP30と書かれたシールが電池ブタに貼られています。

仕様

発売:

1986年 (昭和61年)

電源:

単4x2, 3V

トランジスタ等:

1 IC, ? TR

音声出力:

90mW *3

バーアンテナ:

　mm

スピーカー:

36mm

操作部:

電源SW、ボリューム、チューニング

表示等:

同調LED

受信周波数:

AM:

535 - 1605 kHz

ターミナル:

イヤホン(2.5mm)

シリーズ:

ザ・感度。NEWスーパースター

サイズ:

W55 x H91 x D15mm

重量:

55g

色:

黒、青

製造:

日本製

価格:

6,000円

*1　本体記載　　*2　商品のしおり　*3取扱説明書

メンテナンス

動作は特に問題は見られません。また、前述のとおりデッドストックのようなので、内部確認、清掃等は実施していません。付属のイヤホンのコードは可塑剤がブリードしてべとべとしていますが、とりあえずそのままにしてあります。乾電池は欠品になっていますが、イヤホンが入っているビニール袋にさび色の後がありますので、電池は廃棄されたようです。

その他情報

パッケージ、付属品等

製品のしおり

製品のしおり52 (1986), p84

• スビーカーつき名刺サイズ。節電パワーオートオフ能も搭載したAM専用ラジオ
• AM専用ポケッタブルラジオ
• ICR-S22(B)(L) ¥ 6,000
• 主な付属品:キャリングケース、イヤーレシーバー、乾電池

• 薄さ15mm、胸ポケットにスッポリ納まる名刺サイズ
• 3.6cmスヒーカー内蔵
• パワーONの約90分後に電源か切れる、節電パワーオートオフ
• 音の良いイヤーレシーバー「ヌード」採用
• LEDチューニンクインジケーター
• コインを差し込むと立てて聴けるスタンド溝つき
• φ2.5mm超ミニイヤホン端子

• 電源:乾電池(単4型2個)
• 大きさ:幅55 x 高さ92 x 奥行15mm
• 重さ:73g(乾電池含む)
• 電池持続時間:UM-4(U)使用時、イヤホン約42時間、スヒーカー約19時問(EIAJ/DC)

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2024/9/17

No.225